淫夢...其の三
フードコートにはあまり人はおらず、少し離れた所にコーヒーを持って座りました。
「前社長もあんな事になってしまって、今思うと先生が来てくれてた頃が一番良かったよ。」
「そんな、たった一か月でしたので余計に忙しくさせてしまったかと..」
「いやいや、先生が来てると会社が華やいでた。みんなワクワクしてたよ。」
「ありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいです。」
そんな会話をしていると、〇〇さんが改まって
「ところで先生...前社長とは..だったろ?」
と、ニヤッと笑って言いました。
私はドキっとして、
「何がですか?」
と心臓が飛び出しそうなくらい驚いて聞きました。
「俺、見たんだよ。先生と社長がね..倉庫で、その..」
私は目の前が白くなってきました..
「見られてたんだ...ひょっとして全部...?」
〇〇さんは
「あの時、帰りが遅くなるって社長から電話もらってたけど、急用で俺、倉庫まで行ったんだよ。
でも誰もいなくてね。それで、奥の部屋まで行くと..先生達がね」
私は顔から火が出るほど恥ずかしくなりました。
「いやぁ、あの部屋、隙間が多くてそこからずっと見てたんだよ。先生の裸...」
そう言うと〇〇さんはニヤッと笑って、
「綺麗だったよ先生..乱れまくってね..それで俺も我慢できなくて見ながら出したよ。」
私は二人の痴態を見られて、そしてそれに興奮した男性が..そう思うと、少し忘れかけていたMの感覚が少し顔を出してきました。
「そうですか..見られていたんですね。でもどうしてすぐに言わなかったのですか?」
と聞くと、
「そりゃ、先生も社長の女って事になるから、大声じゃ言えないしね。まぁ俺も先生の事好きだったしね。」
「私の事を..?」
「そう。わからないように狙ってたよ。いつかチャンスがあればって思ってね。..え、俺だけじゃないよ。〇〇市場の〇〇って奴も先生狙ってた。
飲みに行くたびに、犯したいとか寝たいとか言ってたなぁ..」